オリジナル絵本 ウィッシングブック ■恐竜(DINOSAUR)
■価格 2,752円(税別・送料別)
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●ストーリー 全24ページ
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本文中の赤色の部分がご指定の内容に替わります。
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たっくんの きょうりゅうものがたり
え・たなか ひとし ぶん・しじょう かい
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さとう たくみくんへ
2012年3月6日
おとうさん と おかあさん より
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4ねん1くみの
さとう たくとくんは
きょうりゅうが だいすきです。
ちいさなころ えいがでみたときは
すこし こわかったけれど
いまは たくさくのきょうりゅうのなまえを しっています。
(中略)
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あるひたくとくんは がっこうから かえってきて きょうりゅうの ほんを みていました。そこは はくあきの もりのなかです。もりの むこうには ひろいそうげんが ひろがりとおくにハドロサウルスの むれが ゆっくり あるいていきます。
(中略) |
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すると 「たくとくん。」と よぶこえがしました。 びっくりして こえのほうをみると おたんしょうびのプレゼントの もけいのプテラノトドンが たくとくんを みて ニコニコわらっています。 「たくとくんは きょうりゅうのことをよくしっているね。 だから ほんとうのぼくたちのなかまを みてほしいんだ。 まどのそとをみてごらん。」まどをあけると もけいだったプテラノドンがいつのまにか7メートルもある ほんもののつばさをひろげています。
「さあくびのところにつかまって きょうりゅうのくににしょうたいしよう」 |
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たくとくんをのせた プテラノドンは かぜにのってそらに のぼっていきます。 やがて ひがしずみ プテラノドンはいっぱいのほしのなかを すべっていきます。 たくとくんは ここちよいかぜをほおにうけ いつのまにか ねむってしまいました。 「たくとくん おきて。 ここが はくあきの アメリカだよ。」
りょうくんは めをさますと「1おくねんも ねむってしまったのかな。」とおもいました。 |
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たくとくんがしたをみると ほんでみたのとおなじような もりとそうげんがひろがっています。たくとくんは うれしくてうれしくて「あの おおきなイチョウのそばに おりよう!」
といいました。おりてくるたくとくんたちをイグアノドンのむれが わになってむかえてくれました。
「ようこそ たくとくん みんなできみのくるのをまっていたよ。 これから ぼくたちのなかまにあいにゆくよ。さあ ぼくのせなかにのって。」 |
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イグアナドンは たくとくんをのせて そうげんを はしりはじめました。 くらく ぶきみなもりや いわだらけのおかをこえると おおきな みずうみにでました。 ここは きょうりゅうたちの みずのみばです。 たくさんの きょうりゅうたちが みずをのんだり シダのはをたべたりしています。 きょうりゅうの こどもたちも たのしそうに はしりまわっています。 イグアナドンは たくとくんを トリケラトプスのこどものまえで おろしてくれました。 |
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「こんにちはたくとくん。なにをして あそぼうか。 ・・・ そうだ ほら あそこに ぼくたちのなかまで いちばんおおきな ブラキオサウルスのおじさんがいるよ。 あたまにのせてもらおう。」
プラキオサウルスは ながいくびを おろして たくとくんを あたまに のせてくれました。 ゆうえんちでのったかんらんしゃよりも たかく そらまで とどきそうです。
「たくとくん あのきのてっぺんに なっている あかいきのみを たべてごらん。」
そのきのみは アイスクリームよりも チョコレートよりも もっと おいしく たねは あおいほうせきのように かがやいていました。 |
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「こんどは うみにいってみよう。」
イグアナドンは たくとくんを のせて そうげんのむこうの けむりをふきあげている やまをこえていきました。すると そこには あおいあおいうみが まぶしく ひろがっていました。
「ぼくたちの ふるさとだよ。」イグアナドンが いいました。「アンモナイトも カブトムシも たくとくんたちにんげんも ちゅきゅうにすんでいる すべてのせいぶつが このうみで うまれた おんなじそせんから しんかしてきたんだ。」
(中略) |
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およぎつかれた たくとくんが すなはまで やすんでいると むこうのくさむらから かわいいなきごえが きこえてきました。 たくとくんが のぞいてみると マイアサウラのあかちゃんが ないているのでした。
「もうずぐ おかあさんが かえってくるから なかないで。」
たくとくんが いったとき やわらかくて おいしそうなくさを くわえた おかあさんが かえってきました。
(中略) |
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あさひのなかから ティラノサウルスの きょだいなからだが すがたをあらわしました。 たくとくんは こわくなって きのうえの プテラノドンを みあげました。 プテラノドンは「だいじょうぶ」
とうなずいてくれました。 こんなにおおきくても たくとくんとおなじ まだ こどものティラノサウルス だったのです。
(中略) |
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ひが たかくのぼると きょうりゅうのなかまたちが あつまってきました。 そして ひろいそうげんで うんどうかいが はじまりました。 かけっこで いちばんは すばしこいディノニクス。 つなひきは ちからもちのトリケラトプス。
(中略)
「たくとくん そろそろ かえらないと。 みんなに おわかれをしよう。」
「とても たのしかった。 きっと またくるからね。 こんどは ともだちの けいたくんや まなみちゃんも つれてくるよ。」
(中略) |
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たくとくんは プテラノドンのせなかで いつのまにか ねむってしまいました。 まどからはいる さわやかなかぜで プテラノドンのもけいが ゆれています。
「なーんだ ゆめを みていたんだ」
たくとくんは いすから たちあがると おおきく のびをしました。 すると ポケットのなかで かちりと おとがしました。「あれ なんだろう」 たくとくんの てのひらには プラキオサウルスの あたまにのって たべた あの くだもののあおいタネが ふたつ きらきら ひかっていました。 |
たっくんへ
たくとくん
おおきな ゆめにむかって
せいちょうしてください。
おとうさん と おかあさん より
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